日々の記録(Blog)
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「できた!」を支える目標設定のポイントとは?
発達支援これまでの目標設定、間違ってる!? ポイントその1:具体的な行動で目標を立てよう! ポイントその2:「もうすぐできそうなこと」を目標にしよう! ポイントその3:日常生活に根差した目標を立てよう! まとめ 【これまでの目標設定、間違ってる!?】 私たちは、子どもの頃からいくつもの目標を設定し、それを達成させてきました。宿題を提出日まで終わらせるための日々の目標、テストの目標点数、次の試合に向けたチームと個人の目標、受験に向けた目標、仕事上の目標などなど、挙げればきりがありません。... -
発達障害あるあると困りごと対処例30選!
発達支援発達障害がある人はそれぞれの特性から、日常の様々な場面で困難さを感じている場合があります。しかしその困り感は自身で対処法を身に着けたり、周り人からサポートしてもらったりすることで、解消されることも多くあります。 今回はそんな困りごとやその対処例を集めてみました。ご自身の困り感の解消や、発達障害がある人に対する理解、サポートをするヒントにしてみてくださいね。 【【抽象的な表現が苦手なことに関するあるあると対処法】】 「○○を見てきて」と言われると見るだけになってしまう 対処法... -
ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)の特性があるお子さんへの支援方法とは?特徴や、現れやすい問題行動についても解説。
発達支援ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)の特徴 ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)の特性で問題行動ととられやすい行動 ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)のお子さんに対する支援方法 大事な指示は直接的な表現で伝える 強いこだわりに対しては予告と調整で事前にコントロールする 「こうすればいいんだ」をたくさん身につける まとめ (ASDについて医学的側面から解説しているこちらもあわせてご参照ください。) 【ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)の特徴】 ASD(自閉症,自閉スペクトラム症)は、発達障害の1つで... -
子どもの発達障害を早期発見するためのチェックポイント
発達支援発達障害のある子どもの早期発見の手がかりとなる時期には、3歳健診や5歳健診があげられます。さらに、幼稚園や就学してからなど、集団生活を過ごすようになってから、気になる行動が多くみられる場合もあります。 今回は子どもの発達障害を早期発見するためのチェックポイント(子どもの気になるサイン)を紹介します。 【~気になるサイン~(37項目) (田中,2016)】 ・泣かない/ほほえまない ・人と目を合わせない/名前を呼んでも振り向かない ・言葉が遅い/発語が喃語ではない ・指さしをして注意... -
ディスレクシア(Dyslexia)とは?原因と症状について解説します。
発達支援【ディスレクシア(Dyslexia)の意味と原因】 ディスレクシア(Dyslexia)は、「発達性読み書き障害」という意味です。ディスレクシアを文字が読めない・読み書きができないと表現されることがありますが、そうではなく「よく間違える」「よく間違えやすい」のです。 ディスレクシアの原因は、音韻処理という脳の機能障害であると考えられるとされています。DSM-5 では神経発達障害の限局性学習障害に分類されていて、その中の読字障害にあたります。 【ディスレクシアにみられる症状・困難さ】 ディスレクシアは... -
知的障害(精神遅滞)があるお子さんへの支援方法とは?特徴や、現れやすい問題行動についても解説。
発達支援知的障害(精神遅滞)の特徴 知的障害(精神遅滞)の特徴で問題行動ととられやすい行動 知的障害(精神遅滞)のお子さんに対する支援方法 子どもに対する直接的な働きかけ 子どもの周囲を介した間接的な働きかけ まとめ 【知的障害(精神遅滞)の特徴】 知的障害(精神遅滞)とは、知的機能の障害がおおむね18歳までにあらわれ、日常生活に支障が生じ、何らかの特別な支援を必要とする状態を指します。 ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)などは発達障害ですが、知的障害は発... -
子どもの発達に欠かせない粗大運動と微細運動とは?違いや発達を促すポイントをまとめます。
発達支援「粗大運動」、「微細運動」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。文字のイメージを見ると「粗雑な、大ざっぱな運動?」、「微妙に細かい運動?」のように見えますが、実際にはどのようなものが粗大運動、微細運動といわれるのでしょうか。確認してみましょう。 【粗大運動とは?】 姿勢を保ったり、バランスをとったり、あるいは身体全体を使って歩いたり走ったり、ジャンプしたりするような運動を粗大運動といいます。粗大運動は、発達とともに変化したり、獲得したりします。生後間もない赤ちゃ... -
ADHDの特性がある子どもへの支援方法とは?特徴や、現れやすい問題行動についても解説①
発達支援ADHD(注意欠如・多動症)の特徴 ADHDの特性で問題行動ととられやすい行動 ADHDの子どもに対する支援方法 子どもに対する直接的な働きかけ 子どもの周囲を介した間接的な働きかけ まとめ ADHD(注意欠如・多動症)は、発達障害の1つであり、不注意(注意が逸れやすい)や多動性(落ち着きがない)、衝動性(衝動的に行動に移してしまう)といった特性があります。ADHDの特性がある子どもへの支援について、2回にわたって詳しく解説をします。 【ADHD(注意欠如・多動症)の特徴】 不注意、多動性、衝動性の3... -
日常生活の構造化で安心できる環境に!構造化の種類や利点を解説します。
発達支援【構造化の種類や利点を解説します。】 新年度に向けて、お部屋の掃除をし、新しい教科書やノートを整えて、整理整頓をされたご家庭も多いのではないでしょうか。きれいに整理された部屋や勉強机の上は、気持ちもすっきりしますし、なんとなくやる気も能力もアップするような気持ちがしますよね。なぜ、整理整頓をすると、そのような気持ちになるでしょうか。 人によって、実際の効果はさまざまかもしれませんが、必要な物がどこにあるかわかりやすいので効率的であったり、注意を引くおもちゃや漫画などが散ら... -
子どもの発達障害とは?家庭でのしつけ・本人の努力不足ではない!
発達支援発達障害とは、発達期の18歳までにみられる脳の機能障害です。発達障害の定義は、文部科学省が平成16年の「発達障害者支援法」に定めています。発達障害を抱える子どもの行動や発言が、家庭でのしつけや本人の性格が問題であると周囲から指摘されることがありますが、必ずしも本人の責任や家庭など問題に起因するわけではありません(宮本,2005)。 また、発達障害は、年齢とともに障害による問題が変化することはありますが、障害そのものがよくなることや無くなるということはありません。 発達障害の中で特に...