自立訓練(生活訓練)事業所あすもっと

「あすもっと」について

あすもっとでは、日常生活や学業に困難さを感じる人たちに向けて、「心理社会的治療」の機会を提供しています。

どのような人が利用の対象になりますか?

・ビジネスマナーや大人の人間関係について学び、社会人となるための準備をしたい
・就労移行支援事業所へ通所してみたが、途中で通所することをあきらめてしまったり、利用期間が終了しても就職が決まらなかった
・家族との関係が上手くいかず、関係がギクシャクしてしまった
・人間関係が上手くいかず、困ってしまった
・自分自身を変えたい、変わりたいと思っている

心理社会的治療とは?

 精神の病気や障害に対しても、薬物治療だけではなく、心や社会の側面にも働きかける治療法のことです。心理社会的な治療には、様々な種類がありますが、共通しているのは、患者さんの気持ちや考え方を理解し、支援し、変化させることを目指すということです。心理社会的な治療は、患者さんの個性やニーズに合わせ、薬物治療と組み合わせることでより効果を発揮します。

あすもっとで提供している心理社会的治療の具体例は?

認知行動療法

 患者さんの認知(思い込み、勘違いなど)や行動(避ける、やりすぎるなど)に注目し、それらが不適切であれば修正することで、気分や症状を改善することを目指す療法です。

SST(社会生活技能訓練)

 患者さんがさまざまなストレス状況に対処し、社会的役割を果たせるように、生活技能を高めることを通じて、生活の質を改善し、再発を防止することを目指す療法です。

心理教育

 患者さんやその家族に対して、精神の病気や障害についての正しい知識を提供し、自己理解の向上を促すことを目指す療法です。

家族療法

 患者さんの家族にも治療に参加していただき、家族間のコミュニケーションや関係性を改善し、家族全体のストレスを減らすことを目指す療法です。